【倒れないマット】1年使ってみての正直レビュー

【倒れないマット】1年使ってみての正直レビュー

アウトドアシーンで飲み物などが入った容器が、風や振動で倒れるのを防いでくれる「NOT KNOCK OVER MAT(倒れないマット)」。

実際に私が1年ほど使ってみたので、使って感じたメリット・デメリットを正直にお伝えします。

 

想像以上の粘着力、でもそれが諸刃の剣

この商品の粘着力、想像していたよりも強力でした。

100均などでも売っている「耐震マット」をイメージしてもらうとわかりやすいかもしれません。
それくらい最初はしっかり強力に粘着します。

しかし、この強力な粘着力がちょっと困りものになることも。

例えばアウトドアで飲み物の転倒リスクを軽減するために使う場合。
飲み物ってちょこちょこ置いたり持ち上げたりしますよね。
マットとの接触面が多いマグカップやグラスなどを使用すると、マットから剥がすたびに「うっ…」となります。

粘着力が強すぎてマットから離れず持ち上げられないのです。
無理に持ち上げようとすると中の飲み物がこぼれてしまいそうで、非常に気を遣います。

マットとの接触面が少ない高台のある容器や紙コップなどの方が使い勝手が良いです。

スマホも、この通りベッタリついてしまい持ち上げるのに難儀します。

このようなマットとの着脱が頻繁な用途の場合には正直ストレスになると感じました。

 

使っているうちに「ちょうどいい」になる

しかし使い続けていると、粘着力が程よく落ち着いてきます。

車でオフロードを走るくらいの振動ではズレない程度に固定されつつも、荒々しい粘着力はなくなり良い塩梅になるんです。

ただ粘着力が落ち着くまでどの程度待てばいいの?って思いますよね。

そんな時に私的ハックをお教えします。
それは、マットを一度水で洗ってタオルで水分を取るだけ。
こうすると適度にタオルの繊維がついて、粘着力がちょうどよく落ち着きます。笑
使い始めてある程度経過すれば自然と粘着力は落ち着いてくるので、そうなればタオルを使う必要はなくなります。

 

経年変化が味になる

1年ほど使っていると、マットのプリント部分が割れたり剥がれたりしてきます。紫外線の影響で黄ばみも出てきました。

でも個人的には、このエイジングされた感じが気に入っています。

マット自体が破れたりすることは今のところないので、比較的長く使えそうな印象です。

メーカの説明では「水洗いすれば粘着力が復活する」とのことですが、実際は経年すれば粘着力は落ち着きます。新品のような超強力な粘着力には戻りませんでした。

ただ、最初の粘着力が強すぎるので、ある程度落ち着いた粘着力の方が個人的には使いやすいと感じています。

 

注意したいポイント

繰り返しになりますが、マットとの接触面が広いものを置く場合は要注意です。剥がすのに難儀します。(剥がせなくなるのではありません)

接触面の少ないものや小さめのアイテムに使うのがベターですね。

このように鍵などをダッシュボードにポンと置いても(上から圧をかけなくても)、よっぽどの振動がない限りは全く問題ありません。

洗面台のガラスなどに貼っておき歯ブラシスタンドとして使いたいと思いましたが、ダメでした。
濡れているものは着きません。
歯ブラシや濡れているものに使いたい場合は、少なくともマットとの接触面の水分を拭き取る必要があります。

その他、突板の木製天板、紙製や転写プリント面の天板などに使用すると天板を剥がしてしまう恐れがあるとのことなのでご注意ください。

 

 

まとめ

このマット自体は最低限のデザインで複雑な構造を持たないシンプルなゲルマットです。
そのため、使い方の幅がとても広いと思います。

風の吹き込むガレージ内やキャンプシーンでの容器等の固定だけでなく、車のダッシュボード上でアクセサリー類の固定、コロコロと転がってしまうような小物のキープなど、アイデア次第で活用の幅が広がります。

メガネケースが固定されているので、取り出しやすい角度にセットしておけば出し入れがスムーズに。

「ここに使えるかも」と思いついたら試してみて、バッチリハマったら嬉しいですよね。

最初の粘着力の強さには戸惑うかもしれませんが、使い込むうちに自分なりの「ちょうどいい」が見つかる、そんなアイテムです。

 

Garage Outfitters 山下

 


NOT KNOCK OVER MAT -PACK4- / ノットノックオーバーマット 4枚セット

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